導入事例

優先順位のつけ方や仕事の取り組み方など、必要な能力が理解され発揮されていることが強く実感できました。

大樹生命保険株式会社 様

インバスケット導入前のお悩み・課題についてお聞かせください

入社時の初期研修後、配属された部署の環境下でOJTを中心に個々人が仕事の取り組み姿勢を築いていました。
締切などの期限(緊急度)を優先した仕事の進め方であり、重要な仕事が置き去りとなり手遅れとなることもありました。
取り組みでの漏れや同じミスの繰り返しもあり、真の問題を発見できず表面的な対応となっていることも感じられました。

どのサービスをどのように活用されていますか

入社後1年目フォロー研修、4年目フォロー研修や、部下を持ったリーダー層を対象にした研修など、現在はオンラインを中心にインバスケット演習を実施しています。
まず、インバスケット演習問題を使って「現状の優先順位のつけ方や仕事の取り組み姿勢」に気付き、自身の癖や思い込みを確認していただきます。
その後、レクチャーやグループワークを通じた「気付き(能力の抜け漏れ)」により視野が広がったうえで別のインバスケット演習問題に再チャレンジしてもらい、優先順位のつけ方や仕事の取り組み姿勢を体得してもらう研修構成としています。

導入に至るまでの流れを教えてください

自分自身がインバスケット体験会で実際に回答してみて、発揮できている能力とできていない能力をグループワークを通じて他者から気付くことができ、内省することができました。
若手職員にも早期に習得が必要と考え導入に至りました。

導入の決め手(理由)について教えてください

インプットだけで終わる研修ではなく、アウトプットすることにより身につく研修であること。
グループワークを通じ、自分にはない他者の考え方や気づきで視野が広がること。
仕事を進めるうえで必要な能力を理解し実感できること。
様々な演習問題が用意されていて、入社年次や階層、所属環境などを考慮し活用できること。
以上が導入の決め手となりました。

導入後の効果はいかがでしょうか

レクチャーを行う前に取り組んだインバスケット演習に比べ、レクチャーとグループワークを実施した後の演習再チャレンジでは、明らかに優先順位のつけ方や仕事の取り組み方、問題発見力や問題分析力、洞察力など、必要な能力が理解され発揮されていることが強く実感できました。
研修後のアンケートでも「トラブルが発生したときにどんなことが問題なのか深堀りをする癖がついた」「あるべき優先順位が理解できた」「配慮の行動を忘れずできるようになった」「仕事を抱え込み気味だったが、任せる、捨てるの選択肢ができた」など、視野の広がりを実感する声が多く、有効であったと感じられました。

優先順位設定は新入社員のうちから学んでいただき、そもそも自分には抜け漏れがあることを知り、柔軟な考え方を身につけていただきたい、リーダーになる前に知っておくべき考え方です。

今後、インバスケットをどのように活用、展開していきたいとお考えですか

インバスケット思考の必要性と有効性を考え、今年度(2022年度)より入社4年目フォロー研修時にインバスケット演習を導入しました。
やって良かったと感じたのと同時に、不足している能力開発に加え、能力の定着を企図し、更なるインバスケット演習の実施を進めていきたいと考えています。
他の演習実施者との違いが確認できる研修ツールで効果が高いと実感しています。

ご協力いただいた企業様の会社概要

社名
大樹生命保険株式会社
業種
生命保険業
従業員数
10,001人~
事業概要
  • 生活保障(ライフコンサルティング)
    個人および企業向け各種保険商品の提案と保全サービスを通じ、安心を提供し、生活を支える。
  • 受託資産の運用
    収入保険料等を基にした有価証券投資、不動産投資、融資等、資金を運用し、経済社会を支える。
企業URL
https://www.taiju-life.co.jp/
ページ上部へ