インバスケットとは

次位職に求められる能力やスキルを“模擬体験”しながら、これまでの経験やスキルが実際に発揮できているかを多面的に“評価・測定”するビジネスシミュレーションツールがインバスケットです。

「研修」をはじめ、インバスケットでは回答者の業務遂行力を客観的に測定できることから、 「人事評価(アセスメント)」や人材育成、自己啓発などでも使われています。

インバスケットでは、制限された時間内に主人公の立場になりきり、お客様からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるような案件を、的確に、かつ迅速に、精度高く処理を行うことが求められます。 次のステップに進んでからではなく、シミュレーションの中で “失敗”を経験し、繰り返しトレーニングすることでリーダーとして発揮しなければならない能力を身に付けることができます。

活用シーン

研修

これまでに経験し、得た能力やスキルを「実際に発揮できるか」測定するアウトプット型研修です。

受講者が主体的に取り組む
ご自身が主人公となり問題に取り組み、発言を求められるので、決して受け身の学習にはなりません。
実務に即したシミュレーション
どの職場でも起こりうる案件を処理していくので、イメージもしやすく研修内容が即実践に繋がります。
グループワークで広がる視野
他者と意見交換をすることでご自身の考えを整理することができ、気付きや新しい考え方を得ることができます。

研修では、インバスケット教材を用いて進めます。
教材は、従来の紙形式と、WEB形式があります。

講師派遣研修
新入社員クラスから上級管理職・経営幹部クラスまで、職層別、目的別のプログラムをご用意しております。
社内研修
研修時間や、業種、研修形式などのニーズに合わせて、豊富なラインアップの中から条件に合った教材を選択でき、社内で研修を実施することが可能です。
公開セミナー
対象者が少人数の場合は、公開セミナーにご参加いただくこともできます。

人事評価(アセスメント)

インバスケットでは、次位職に上がった際にどのように行動するかをシミュレーションすることができ、回答から行動評価を行うことができます。

職務や役割において、高い成果を発揮する人に共通して見られる行動を“コンピテンシー”といい、インバスケットの回答を66項目のコンピテンシーで測定します。
その結果を基に10個の能力に振り分け、数値化することで、管理職に必要なマネジメントスキルを可視化します。 受験者の特性を見出すことで適材適所に人材を配置する1つの指標になります。

評価の安定性・公平性を保証する ため、受験者1名の回答につき、3名の専門スタッフが客観的かつ精密にスコアリングを行っています。
「評価の安定性と公平性」が担保されているので、同じ評価の項目と基準を設定することで受験者はもちろん、組織の特性などを定点観測することも可能です。

社内の受験者比較だけでなく、同業他社の平均スコアと比較することもできます。
さらに分析まで行うことで、組織としての強みや課題を浮きぼりにし、今後の教育の方向性を決定する指標としてもお使いいただけます。

インバスケットから分かる評価項目

管理職に必要な10のマネジメント能力を測定、育成できます。

  • 問題発見力
  • 問題分析力
  • 創造力
  • 意思決定力
  • 洞察力
  • 計画組織力
  • 当事者意識
  • ヒューマンスキル
  • 生産性
  • 優先順位設定力

インバスケットの特徴

特徴① 無理な時間設定

インバスケット問題は、時間内に全案件を回答しきれない時間設定となっています。
そのため、問題を処理する方法が重要になります。取り組む順番や時間のかけ方など、受講者がどのように回答するかで優先順位設定のクセや考え方を測ることができます。

特徴② 絶対的な正解が存在しない

インバスケットでは、結果そのものではなく、その結果に行きつくまでのプロセスを評価するため、受験者の本質を知ることができます。
リーダーや管理職の資質や素養を見抜き、上位職が役割を果たし、組織として機能しているのか、また会社全体の傾向・課題を明確化します。

特徴③ アウトプット型の教育ツール

知識を蓄えることが目的の教育や研修が多く存在します。
しかし、知っていることと、実際に行動に移すのとでは、大きな違いがあります。
インバスケットは、実務において「どれだけ使えるか」を測るアウトプットツールと言えます。

インバスケットで変化する組織

インバスケットを繰り返しトレーニングすることで、仕事の進め方が劇的に変わります。

的確な判断ができる
ご自身やチームに何が求められているのかを当事者意識を持って考え、洞察力で全体の流れや、他の業務との関連性などを把握することで、論理的に意思決定を行うことに繋がります。
トラブルの大幅な減少、未然防止
ミスが起きた際に根本的な問題発見をするだけでなく、その問題分析をすることで物ごとの本質を捉え、今後のトラブルを回避することに繋がります。
組織全体の業務効率が上がる
個々が業務全体を把握し、重要度を考慮して優先順位をつけ処理できるようになることで、結果として組織全体の生産性向上に繋がります。

導入事例

自分の弱みを補い、強みを更に伸ばすきっかけにしてもらいたい。

株式会社オートバックスセブン様

  • 卸売業
  • 小売業

感覚的ではなく論理的に思考できるようになったと実感しています。

帝國製薬株式会社様

  • 製造業
  • 医療
  • 福祉

課題の本質を見抜き解決できる人材育成に、インバスケットは最適です!!

大阪朝日新聞販売協同組合様

  • 事業協同組合

幹部昇格の為ではなく、考える育成としての場造りとなっています。

株式会社ノーリツ様

  • 製造業

自分が置かれている状況に応じて、適切に優先順位をつける力が鍛えられると考えます。

医療法人 清和会様

  • 医療
  • 福祉

東証プライム上場企業含む、国内外延べ1,200社以上の取引実績

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